~ 声❇︎音❇︎言葉 ~

反応を反応のまま、くわえずけずらず、整えています

193の心理研究でわかったお金に支配されない13の真実メモ07

2つのグループに分けて新聞の見出しを複数名でディスカッションし決定するという心理実験が行われた。

2つのグループの違いは、報酬の有無だった。

つまり、報酬が生産性に影響するのか、もしくはしないのか、どう影響するのかを調査する実験だ。

調査の結果は意外だった。

インセンティブのなかった班は、22分から12分に作業時間が短縮し、実験期間後も毎週会合に顔を出し、見出しを考えるという一文の得にもならない作業を楽しんでいるようだった。

一方、報酬のあった班では、作業時間がそれほど短縮されなかった(22分から20分)。また、支払いが止まると離脱するメンバーがかなりいた。

 

金銭的インセンティブは作業の効率を上げなかっただけでなく、導入されたことで作業の楽しみが奪われたようで、いったん支払いが止まったら編集の仕事を続ける意欲がなくなっていた。

その他、金銭ではなく、ほめるというインセンティブについての調査が行われた。

金銭的報酬を受け取ることと比べて、

内発的なモチベーションを高める結果になった。

また、ほめる内容は、結果ではなく、

課題への取り組み方、姿勢に関する方が効果が大きかった。

人は自分のことを自立した人間だと思いたい。

金銭的なインセンティブがあることで、自立の意識が侵され、何かの活動を行うこと自体が持っていた意味が損なわれたためにこのような結果になったと思われる。